サイトナの作文れんしゅう

毒にも薬にもならないようなことをつらつらと書いたエッセイのようなものです。

朝の通勤ラッシュでごまポテトはつぶれるか

毎朝、埼玉県の和光市から御徒町まで電車で通勤していた。ちなみに御徒町駅ってのは、上野駅のひとつお隣の駅です。東武東上線と山手線を乗り継ぎ、毎日埼玉の県境を越えて東京へと向かっていたおれ。埼玉県から東京に通勤している人はかなり多く、とても混…

おにぎりあたためますか

札幌のコンビニでおにぎりを買ったときのことだ。「おにぎりあたためますか」店員さんにそう聞かれたのだ。「お、おにぎり、あ、は、はい」とりあえず温めてもらうおれ。神奈川ではそんなこと聞かれたことなかったぞ、と思いつつ、お弁当を温めるのと同じ感…

コワモテおじさんのバンソウコウ

髪を切りに行こう。そう唐突に思いついた土曜の午後。でも、流山に引っ越してきてから、髪を切りに行くのは今日が初めてだ。「どの床屋さんに行こうか」初めてなので行きつけの床屋がまだない。ただ、候補は二つあった。毎日の通勤途中に、うちの近くに二軒…

乳酸菌が死んでる!

高校生のとき、乳酸菌入りの飲み物が好きで、よく飲んでいた。 今でもリッター100円ちょっとのヤクルトのような何かを飲んでる。ヤクルトはちょっと高級品なのでね。 乳酸菌はお腹の中でなにやらいろいろと善行をしてくれているらしい。緑の募金に寄付したり…

滞在時間10分!小樽の旅

高校3年の冬、おれは大学の入学試験を受けるために、住んでいた札幌から、学校のある青森県は弘前市へと向かった。 千歳空港から青森へは飛行機を使ったのだった。当時は乗れたんだねえ、飛行機。 今も空を飛びさえしなければ乗れるのだけど。そして、受験を…

寒い日の夢と魔法の王国レポート

ディズニーランドは夢と魔法の王国らしい。テレビでもそう言っているし、いろんなポスターやパンフレットにもそう書いてある。近所にいる猫もそう言ってた。 テレビのコマーシャルにはいつでも瞳を輝かせた子供が登場し、その子供を温かく見つめる親が現れる…

アトピーには竹せっけん、ときどき玄関に塩

アトピーとおれとのつきあいは生まれたときからだ。かれこれ30年以上。長い。 夏は暑さからくるほてりや汗のせいでかゆく、冬は乾燥でかさかさするせいでかゆく、それ以外の季節でもとにかくかゆく、なかなかにつらい。 しかも、「痛い」「苦しい」に比べて…

有名人を見た!!

テレビに出てる有名人に会ったことがある。 札幌の円山の裏参道というところでは、夏に裏参道祭りという祭りが行われる。 中学生だったときのおれがこの祭りに行ったとき、普段テレビでしか見れない有名人を初めて見たのだ。 裏参道祭りのにぎやかな雰囲気の…

水戸デビューは中井貴一

宇都宮から水戸へ転勤になった。茨城県水戸市。 宇都宮に1年いないまま、また新しい土地へ行くことになってしまった。あ、気付いたのだけど、「茨城」と文字を打ちたいとき、「いばらき」と打っても「いばらぎ」と打っても、ちゃんとパソコンは「茨城」と変…

超透明・ドクター中松氏の政見放送

選挙の時期だ。あ、今ではなく当時の話、石原慎太郎が当選したときだ。 選挙の時には、候補者はさまざまな公約を挙げるのだが、たまに、なんだこりゃ、と耳を疑うような公約を掲げる人も中にはいらっしゃる。 沖縄県知事選挙で、他の候補者とその支持者に対…

カルタス君といっしょ

おれには一年半を共にした恋人がいた。ぱっちりした目、なめらかな肌触り、ふかふかの座り心地、銀色のボディ…。 恋人の名前はカルタス。ヨーグルトじゃないよ。それはカルダス。 おれがスーパーマーケットに入社して宇都宮の店舗勤務となったとき、移動の足…